LINE広告はじめの一歩。配信面・ターゲティングなどの仕組みや特徴

LINE広告(旧:LINE Ads Platform「以下、LINE広告という」)は、月間アクティブユーザー数8,400万人(参照元:LINE Business Guide 2020年7月-12月期 v1.0)を誇るLINEが提供する広告プラットフォームです。2016年6月にサービスを開始したLINE広告は、私たちが日常的に使用しているメッセージ機能や「LINE NEWS」「LINEマンガ」「LINE BLOG」などのLINEファミリーアプリに広告を配信することが可能です。

また、2018年8月に自社開発のプロダクトへと移行したことで、広告配信システムの内製化・アカウント構造の最適化・管理画面UIのリニューアル・LINE Tagの提供などの刷新が行われました。

参考:LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINEチラシ」での広告配信を開始

しかし、現在でもLINE広告を未導入の企業も多く、「始め方が分からない」「社内に運用出来る担当者がいない」などの声を耳にすることも少なくありません。

そこで本記事では「LINE広告のはじめの一歩」と称して、LINE広告の配信面・ターゲティング・仕組みなどの特徴についてまとめていますので、参考にしていただけますと幸いです。

広告配信面

まずはLINE広告の配信面について一つずつ解説していきます。配信面は以下の全10種類(2020年8月時点)と豊富です。

Smart Channel

画像引用元:Smart Channel ※ルネイムで加工済み

トークリストの最上部に広告が表示されます。先述の通り、月間アクティブユーザー数8,400万人以上、日本の総人口の66%以上のユーザーが利用しているLINEで最も利用されている機能がメッセージ機能です。日本では生活インフラとして確立したメッセージ機能へ配信されるので、普段は他SNSを利用しないユーザーの目にも触れる機会が多い配信面です。

LINE NEWS

画像引用元:LINE NEWS ※ルネイムで加工済み

月間アクティブユーザー数約6,800万人以上(2019年7月時点のLINEアプリ内ニュースページ・LINE NEWSアプリ、LINE NEWS Webページにおける月間ユニークブラウザー数の合計)のLINE NEWSへ広告が表示されます。LINEアプリ内のニュースページの記事一覧などが主な配信面です。

タイムライン

画像引用元:タイムライン ※ルネイムで加工済み

LINEアプリ内のタイムラインへ広告が表示されます。タイムライン訪問ユーザー月間6,800万人(LINE株式会社調べ:2019年8月時点)のうち、4,900万人以上(LINE株式会社調べ:2019年8月時点)のユーザーがタイムライン内の広告へ接触しています。

ウォレット

画像引用元:ウォレット ※ルネイムで加工済み

モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を中心とした「ウォレット」タブへ広告が表示されます。「ウォレット」タブの月間利用者数は5,400万人超(LINE株式会社調べ:2020年2月時点)です。

LINEマンガ

画像引用元:LINE マンガ ※ルネイムで加工済み

LINEが提供するスマートフォン向け電子コミックサービス「LINE マンガ」の日本国内のアプリダウンロード数は、2,300万(LINE株式会社調べ:2019年8月時点)を突破し、スマホマンガアプリダウンロード数ランキングにて1位を記録しています。

LINEポイント

画像引用元:LINEポイント ※ルネイムで加工済み

LINEポイントは、「友だち追加」「動画視聴」「ミッション」などの指定条件をクリアすることで、ポイントがもらえるサービスです。ウォレット内の「LINEポイント」タブへ広告が表示されます。月間PV数3.2億(LINE株式会社調べ:2019年5月~2019年10月平均値)を誇り、国内最大級のリーチ力を持つ配信面です。

LINE BLOG

画像引用元:LINE BLOG ※ルネイムで加工済み

2014年11月にサービスを開始した「LINE BLOG」ですが、現在では総勢2,500組以上の公式ブロガー(LINE株式会社調べ:2019年2月時点)を抱えており、多くのアーティスト・タレントも情報発信の場として活用しています。「LINE BLOG」アプリ内の掲載枠に広告が表示されます。

LINEチラシ

画像引用元:LINEチラシ ※ルネイムで加工済み

LINE上で地域の店舗のセール・特売情報を閲覧できるデジタルチラシサービス「LINEチラシ」は、「ウォレット」タブからアクセスできる「チラシメディア」上に、LINEユーザーごとにパーソナライズされた近隣店舗のチラシや、レコメンド商品が掲載されます。

スーパー・ドラッグストア・家電量販店などの業態が掲載可能となっており、それらの店舗で購入を検討している際に閲覧する可能性が高く、購買意欲の高いユーザーにアプローチが可能です。

LINEショッピング

画像引用元:LINEショッピング ※ルネイムで加工済み

LINEショッピングは、ファッション・雑貨・スポーツ・インテリア・家電・コスメなどの約250社、1億点を超える商品をLINEアプリ上から購入できるショッピングサービスです。会員登録数(LINEショッピングの利用規約に同意したユーザー数)は3,000万人(LINE株式会社調べ:2019年9月時点)を超えています。

LINE広告ネットワーク

画像引用元:LINE広告ネットワーク(旧LINE Ads Platform for Publishers) ※ルネイムで加工済み

「LINE広告ネットワーク(旧:LINE Ads Platform for Publishers) 」と呼ばれる、LINE MUSICを始めとしたLINEファミリーアプリなどの多数のアプリや上記掲載3rd Partyのアプリを含むアドネットワークへ広告配信が可能です。配信先アプリの月間ユーザー数5,400万人(LINE株式会社調べ:アドネットワーク内の重複を除く2019年9月時点の配信先アプリのユーザー数)を超える圧倒的なリーチ力が魅力です。

クリエイティブとフォーマット

クリエイティブとは広告に使用する画像を意味しており、LINE広告では静止画・動画共に使用可能です。広告で成果を出すための重要な要素の一つとされるクリエイティブですが、比較的制作・運用コストが低いのは静止画です。訴求内容・目的別での使い分けや、複数制作も社内で完結しやすいでしょう。

一方で動画は静止画と比較すると運用コストがかかります。しかし、動画の方がユーザーへ伝えられる情報量が多く、商材によっては静止画よりも効果を得やすいことがあります。専用ツールを導入すれば、知識がなくても感覚的に動画を制作することが可能なので、動画クリエイティブを活用したい場合は検討してみても良いかもしれません。

LINE広告では各クリエイティブの入稿規定を設けており、下記で詳細を確認することが出来ます。

参考:LINE広告入稿規定

そして、LINE広告のフォーマットは以下の5種類です。

① Card
② Square
③ Vertical
④ カルーセル
⑤ 画像+テキスト

それでは一つずつ見ていきましょう。

Card

「Card」は、静止画(1200 x 628px)と動画(画面比率16:9)のフォーマットです。CardはSmart Channelやタイムライン・LINE NEWSなどに対応しています。

静止画 (1200 × 628)動画 (16:9)
Smart Channel ×
LINE NEWS
タイムライン
LINEマンガ
LINE BLOG
LINEポイント
LINEショッピング

Square

「Square」は、静止画(1080 × 1080px)と動画(画面比率1:1)の正方形フォーマットです。Cardと同様、Smart Channelやタイムライン・LINE NEWSなどに対応しています。

静止画 (1080 × 1080) 動画 (1:1)
Smart Channel ×
LINE NEWS
タイムライン
LINEマンガ
LINE BLOG
LINEポイント
LINEショッピング

Vertical

「Vertical」は動画専用(画面比率9:16)フォーマットで、タイムラインのみの対応です。タイムライン上では2:3の比率となり、上下が切れて表示されるため、画面下部に字幕などを入れる場合は注意が必要です。ユーザーが画面をタップすると、9:16の全画面表示に切り替わります。

Vertical(9:16)
Smart Channel ×
LINE NEWS ×
タイムライン ○ (R&F・FV実施時のみ)※
LINEマンガ ×
LINE BLOG ×
LINEポイント ×
LINEショッピング ×

※オプションメニューの「R&F=リーチ&フリークエンシー」「FV=ファーストビュー」

カルーセル

1つの広告枠にスライド画像を10点まで掲載可能です。ユーザーの閲覧履歴に基づき広告を配信するLINEのダイナミックリターゲティング広告「LINE Dynamic Ads」と、タイムラインとLINE NEWSの一部に対応しているフォーマットです。

参考:【LINE】運用型広告「LINE Ads Platform」の新メニューとしてダイナミックリターゲティング広告「LINE Dynamic Ads」を提供開始

画像+テキスト

「画像+テキスト」は、画像とテキストで構成されるシンプルなフォーマットです。Smart Channelで表示されます。

ターゲティング

LINE広告では地域・性別・年齢などのパーソナル情報やサイト・アプリ内での行動履歴などを基に、予め設定したユーザーへ広告を配信することが出来ます。ターゲティングの仕様は下記を参考にしてください。

デモグラフィックターゲティング

ターゲティング内容詳細
地域 都道府県別/市区町村別/居住地/勤務地/現在地で指定配信可能
年齢 年代別(14歳以下から50歳以上)で指定配信可能 例)14歳以下/15-19歳/20-24歳/25-29歳/30-34歳/35-39歳/40-44歳/45-49歳/50歳以上
性別 すべて/男性/女性
OS すべて/Android/iOS
興味関心 ゲーム/デジタル機器・家電/スポーツ/職業・ビジネス/ファッション/家・インテリア・園芸/テレビ・番組/音楽/教育・学習・資格/金融/健康/自動車/エンタメ/ショッピング/書籍・マンガ/食べ物・飲み物/美容・コスメ/旅行
行動 テレビ視聴頻度/キャリアやモバイル端末の変更状況/ゲームプレイヤー/その他計6種類の行動データを指定配信可能
属性 配偶者有無/子供有無/携帯キャリア/推定収入

オーディエンスターゲティング

ターゲティング内容詳細
ウェブトラフィックオーディエンス ウェブサイト訪問や購入などウェブ上の行動履歴
モバイルアプリオーディエンス 初回起動やアプリ内課金などアプリ内の行動履歴
IDFA/AAIDアップロード 自社で保有しているIDFA/AAIDデータをアップロード
電話番号アップロード 自社で保有している電話番号データをアップロード
メールアドレスアップロード 自社で保有しているメールアドレスデータをアップロード
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス LINE公式アカウント内の「有効友だち」と「ブロック中の友だち」で作成可能
動画視聴オーディエンス 指定した動画を視聴したユーザーを視聴3秒/25%/50%/75%/95%/視聴完了で設定可能
類似オーディエンス コンバージョンオーディエンスやアップロードした顧客情報に類似したユーザーを1~15%の範囲で設定可能

まとめ

ここまでLINE広告の基本概要をお伝えしました。冒頭でもお伝えした通りLINEは月間アクティブユーザー数8,400万人と、国内の主要SNSで最もユーザー数が多いので、他媒体ではリーチ出来ないユーザーにもアプローチが可能です。その強みを活かした広告戦略を用いることで、新規顧客獲得を図れる可能性も大いにあります。

また、LINE社はLINE広告に注力していく旨を発表しており、今後も積極的な新機能開発やアップロードが予想されます。本記事をご覧いただき、これまでLINE広告を行っていなかった企業様が新たに取り組む際のご助力になれば幸いです。


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